紅白歌合戦がつまらなくなった?視聴率低迷の本当の理由を考える

バブル期から始まったテレビ離れと、現代の紅白に求められる進化とは?

紅白歌合戦がつまらなくなった?視聴率低迷の本当の理由を考える

紅白歌合戦って、なんだかんだ毎年話題になりますよね。「今年の出場者は誰だ?」とか「またあのアイドルが出るのか」とか。でも、正直なところ、もう紅白を楽しみにしている人ってどれくらいいるんでしょうか?最近の視聴率を見ると、時代の流れを感じずにはいられません。

昔は大晦日と言えば「紅白→年越しそば→行く年来る年」がセットみたいなものでしたよね。私も子どもの頃は家族全員でテレビの前に集合して、「この人、歌うまいね~」とか「この衣装、すごいな!」なんて言いながら見てたものです。それがもうすっかり遠い昔の話になっちゃいました。


バブル期から始まった紅白離れ?

紅白の視聴率が下がり始めたのって、実は1980年代後半からみたいです。なんでかなと思って調べたら、どうやらバブル期が影響しているっぽいですね。

この頃、紅白の視聴率が初めて60%を切ったそうです。それまでは一家に一台のテレビで、家族みんなが同じ番組を見てた時代。でもバブルの頃になると「テレビ見るより外で遊ぼうぜ!」って感じになったんでしょうね。高級レストランでディナーしたり、ディスコでカウントダウンイベントしたり、みんな家から出ちゃったわけです。

昔の紅白が特別だった理由

思い返してみると、昔の紅白ってなんか「特別感」がありましたよね。
紅白に出るってだけで「この人、すごい歌手なんだな!」って思えたし、普段見ないような豪華な衣装や演出が見られた。でも、今はSNSでアーティストの日常も簡単に見られるし、YouTubeでライブ映像だってすぐ見られる。そう考えると、「紅白だから見る」って理由が薄くなったのかもしれません。


紅白を見なくなった理由を考えてみた

正直、紅白を見なくなった理由って一つじゃないと思うんです。いろいろあるけど、私なりに「これだ!」と思う原因を挙げてみますね。

1. 年末の過ごし方が変わった

昔は「大晦日は家族で過ごす」ってのが当たり前でしたよね。でも、バブル期以降、外食や旅行、イベント参加が主流に。特に年末年始に海外旅行する家庭も増えました。統計を見たら、1990年には海外旅行者数が1,000万人を超えてるんですよ。そりゃテレビ見てる人が減るはずですよね。

2. 紅白がちょっとマンネリ?

紅白って長寿番組だから仕方ない部分もあるんでしょうけど、「またこの進行か…」とか「毎年似たような出演者だな」って思っちゃうこと、ありません?
若い子向けのアーティストが序盤に出て、中高年向けの演歌歌手が終盤に出るっていうお決まりの流れ、もう予想できちゃうんですよね。そういうの、ちょっとワクワク感が減っちゃう原因かも。

3. 見るものが多すぎて選べない

今はNetflixやYouTube、Huluとかで好きな番組を好きな時間に見られる時代じゃないですか。家族でテレビの前に集まるっていう習慣自体がなくなりつつある気がします。それぞれがスマホやタブレットで好きなものを見る時代に、「みんなで紅白」っていうのはなかなか難しいのかもしれません。


コロナ禍でちょっと復活?でも続かなかった…

2020年の紅白はコロナ禍の影響で視聴率が少し上がったみたいです。外出できなくて、家族で過ごす人が増えたからでしょうね。でも、それも一時的なものだったのか、翌年にはまた下がっちゃった。やっぱり「紅白をみんなで見る文化」は完全には戻らないのかな。


紅白復活のカギって何だろう?

ここまで書いてみて、じゃあ紅白はどうすれば復活できるんだろうって考えてみました。まあ、私の勝手な意見ですけど…。

1. ストリーミング時代に対応する

紅白もYouTubeやNetflixみたいに「好きな時間に見られる」形にしてみたらどうでしょう?生放送が魅力なのはわかるけど、アーカイブ視聴とか、オンライン配信でもっと気軽に見られるようにしたら若い世代も興味を持つかも。

2. ターゲット層を絞り込む

今の紅白って、「幅広い世代に楽しんでもらう」ことを狙いすぎてる気がするんですよね。思い切って若い世代向けとか中高年向けに特化した紅白を別で作るのもアリじゃないかな?

3. 昔みたいな“特別感”を取り戻す

紅白ならではのサプライズとか、「ここでしか見られないコラボ」とかがもっと増えたら、注目されるかもしれませんよね。たとえば「紅白限定ユニット」みたいな試みとか。


最後に:紅白、どうなるんだろう?

紅白歌合戦って、日本人にとっては特別な存在だったと思うんです。年末年始の風物詩として、家族でワイワイしながら見たあの頃の記憶、なんだか懐かしいですよね。でも、時代は変わったし、みんなの生活スタイルも変わりました。

紅白がまた「年末といえばコレ!」って存在になるには、私たちが紅白に何を期待しているのか、もう一度問い直す必要があるのかもしれません。
いやまあ、こんなことをぼやいてる私も、実際に紅白を見なくなって久しいんですけどね(笑)。

この記事を書いた人 Wrote this article

四方 山楽

四方 山楽 男性

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