最近、運転免許証の更新忘れによる無免許運転のニュースをよく目にするようになりました。これを見て、過去に自分も2度免許を失効させたことを思い出しました。恥ずかしながら、免許取得後の1回目と2回目の更新を連続して忘れてしまったのです。しかも、誕生日当日の午後に出先で気づいたため、対応できませんでした。慌てて運転免許センターに連絡したところ、「6カ月以内であれば講習を受けることで免許証を再取得できる」と教えてもらい、ほっとしました。「本日から再取得するまでは無免許運転となるので、自動車の運転は控えてください」と念を押されたのは言うまでもありません。
そして、つい最近、驚くべきニュースがありました。
三田署巡査の運転免許証が約3カ月前から期限切れ 無免許運転の疑いで捜査 バイクで取り締まり中に車に追突/兵庫県
交通取締中にバイクで事故を起こし、その書類作成時に免許証の更新忘れに気づいたそうです。なんと免許証の期限は3カ月前に切れていたというのですから驚きです(お前が言うな!ですが…)。
不思議なのは、無免許でなぜ乗務ができたのかということです。一般の運送業では、運行前の点呼で免許証の確認を行います。警察の対応はわかりませんが、一般の運送業よりも厳しいのではないかと思うのが普通でしょう。免許証の確認を行っていれば、事故を防げただけでなく、更新忘れも防げたはずです。
運転免許証失効後に適切な手続きを行わず、無免許運転を続ける原因には以下のようなものがあるようです。
認識不足
- 更新期限の見落とし:多くの人が運転免許証の更新期限を把握していないことが多く、うっかり忘れてしまいます。日々の忙しさに紛れて、更新の必要性を意識できないことが主な原因です。
- 失効の重大性への無理解:免許失効が即座に無免許状態を意味することを理解していない人が多いようです。多くの場合、単なる手続きの遅れと軽視してしまう傾向があります。
手続きの煩雑さ
- 更新手続きの面倒さ:運転免許センターへの訪問に伴う時間的・物理的負担や、手続きの複雑さを避けたいという心理が働いていることが考えられます。
<所感>免許センターは交通の便が悪い場所にある事が多いため、運転できないと不便と感じました。 - 再取得の難しさへの誤解:失効後の再取得手続きが複雑で時間がかかると誤解し、そのまま放置してしまうケースもあるでしょう。
生活上の必要性
- 仕事や日常生活への影響:運転できなくなることで仕事や日常生活に支障が出ることを恐れ、無免許でも運転を続けてしまう人がいます。
- 罰則への甘い認識:無免許運転の罰則の厳しさを十分に理解していないため、発覚のリスクを軽視してしまう可能性があります。
自分の経験を思い返してみると、更新忘れ(免許失効)が即座に無免許運転になるとは思ってもいなかったというか、理解していなかったことが一番の原因だったように思います。まだ若い頃だったこともあるのかもしれませんが、交通ルールに対しての認識も大変甘く、大したことはないと考えていたように思います。
更新忘れ防止の方法として、カレンダーに印をつけたり、デジタルツール(スマホのリマインダー)の活用もありますが、運転免許証の大切さや交通ルールの重要性をしっかり認識することが一番大切なのではないでしょうか。